高齢者のかくれ脱水に注意!!
日中の気温が30℃を超す日もあったりと、最近特に暑い日が多くなっています。
そこで、気をつけたいのが【脱水】!
特に、高齢者の脱水は命に係わることもあるので本当に気をつけなければいけません!
今回は、そんな高齢者のかくれ脱水についてお話ししたいと思います。
目次
気づかないことの多い高齢者の脱水!
もともと高齢者の身体の中は水分が少なく汗を普段よりも多くかくだけで脱水の原因になります。
また、水分の摂取する量が少ないことで食欲が落ち食事の量も減ってしまい体調不良や脱水状態がより強くなります。
周りに高齢者のいる方は、水分摂取を積極的に促すようにしましょう!(※心不全や腎不全などで水分摂取に制限のある方は医師に相談しましょう。)
脱水とは?
身体の中の必要な水分量と塩分量が十分でなくなる状態が脱水です。
私たちの身体の中の水分(体液)は、約6割(高齢者の場合は約5割)を占めています。
体液は、血液・リンパ液・消化液などから構成されていて私たちの身体の機能を維持するために重要な役割を担っています。
体液には、酸素や食物などから得た栄養素を身体の隅々まで届ける働きがありますが、脱水を起こすとその働きが機能しなくなります。
特に脳や心臓などの内臓に酸素や栄養素がいきわたらなくなると大変危険な状態になります。
高齢者が脱水を起こしやすい理由とは?
年齢と問わず脱水は起こりうるものですが、特に高齢者の場合は注意が必要です。
高齢者が脱水を起こす原因とは何なんでしょうか?
・内臓の働きが悪くなっている
・のどの渇きに気づきにくい
・身体の水分量が減っている
・多種類の薬を服用している
年齢とともに内臓の機能は低下します。特に腎機能が低下すると水分のバランスをコントロールできなくなり脱水のリスクが高まります。
また、感覚鈍麻が起こりやすい高齢者は喉の渇きに気づきにくくなることもありあます。
特に認知症をもっている高齢者は注意が必要で、水を飲んだか飲んでいないか分からない、水を飲む概念すら忘れていることもあるため長時間水分を摂取しないという事もあります。
服薬にも脱水のリスクがあります。血圧などをコントロールする薬には利尿作用のある薬もあるため気づかないうちに脱水になる事もあります。
脱水のサイン
高齢者は自分が脱水になっていることも気づかない事が多いため、周囲の人が気づいてあげる必要があります。
脱水になっている可能性のある場合どんなサインがあるのでしょうか?
・皮膚が乾燥している
・傾眠傾向(頻繁にボーッとしている)
・めまいやふらつき
・トイレの回数が極端に少ない
・身体の痙攣、意識障害(重症のため救急車を呼ぶ)
この様なサインが見られたら脱水を起こしている可能性がある為水分摂取をするよう声かけし積極的に水分摂取を促すなどしましょう!
高齢者のかくれ脱水は周囲のサポートが必要!
高齢者は身体機能が衰えてトイレに行く事が億劫になり、トイレの回数を減らすために水分摂取を控える高齢者もいます。
また、自発的に水分を摂取しない場合もあるため定期的に水分を摂取するために周囲のサポートが必要不可欠。
脱水を予防するため、食事のメニューや水分を摂取しやすくするための工夫(飲み物のペットボトルを用意しいつでも手の届く所に置く)が必要です。
脱水を予防するために
脱水は、高齢者本人や周囲がサポートすることで未然に防ぐことができます。
・部屋の湿度や温度を調節する
・1日に必要な水分量を知っておく
・好きな飲み物で水分補給してもらう
・フルーツやゼリーなどで水分補給をする
室温を適温にすることで身体の水分量は一定に保つことができます。
夏場、高齢者の中には電気代がもったいないからとエアコンや扇風機をつかわず過ごす場合もあり夜間寝ている間に脱水を起こすこともあります。夏場はそのような状況にならないように注意しなけらばいけません。
また、水分補給の量(一日1.5ℓくらいを目安)や補給方法など工夫することで未然に脱水を防ぐことができます。
最後に
これからの暑くなる夏は特に脱水に注意しましょう!こまめに水分を摂取するように心がけてください。
特に高齢者の方は、自分が脱水になっていることに気づかない場合が多いので周囲の人が声かけなどし積極的に水分を摂取し脱水が起こらないようサポートしてください!万が一、熱中症などの症状や脱水の可能性がある場合は医療機関に相談するようにしてください!
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たかよし鍼灸整骨院
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