急に腰が痛くなった時は温める?冷やす?
夏になると腰痛を訴えて来院する患者様が増えます。
エアコンなどによる冷えなどから腰痛を引き起こすことが多いのですが、、、
急に腰が痛くなった時、みなさんはどのように対処していますか?
腰って温める方がよさそう、、、でも怪我した時は冷やすのがいい感じもする、、
温める?冷やす? どっちが正解かわからない。
そんな疑問に今日はお答えしたいと思います。
目次
- ○ 怪我をしたときの対処法
- ・温める・冷やすの効果の違いとは
- ・温める・冷やすの使い分けとは
- ・痛みが治まってきたら、冷やすことから温めることに切り替える
- ○ 痛みの強い場合、痛みが取れない場合は医療機関へ!
- ○ 最後に
怪我をしたときの対処法
スポーツなどで怪我をしたときに行う対処法といえばRICE処置と呼ばれる応急処置があります。
Rest (安静)
Icing(冷却)
Compression(圧迫)
Elrvation(挙上)
スポーツの現場では特にこの応急処置が一般的です。
ただ、日常生活の中で腰を痛めたなどの際はあまり馴染みがないかと思います。
では、腰が急に痛くなった時どうすればよいのでしょうか。
温める・冷やすの効果の違いとは
腰痛の際、患部を温める事と冷やす事ではどんな違いがあるのでしょうか。
温める:温めると血行が良くなりそうすると血液とともに老廃物が流れやすくなります。そして、温めることによって組織の血流も良くなるので筋肉も柔らかくなります。また、交感神経が高まり、活動しやすくなる作用もあります。
冷やす:冷やすことで血管が収縮し血流量が一時的に少なくなります。これは、炎症症状があるときに、それを抑える効果があります。(炎症症状とは、発赤・疼痛・腫脹など)また、冷やすことによって痛みも軽減されます。
温める・冷やすの効果の違いは分かってもらえたかと思います。しかし、これらは怪我の具合によって使い分けが必要になります。
温める・冷やすの使い分けとは
腰痛に対して温める場合と冷やす場合はどのように使い分けすればよいのでしょうか。
一つの判断として急性なのか慢性なのかが一つの基準となります。
急性の腰痛:俗にいうギックリ腰や打撲による腰痛などは急性の腰痛となるため受傷して1~3日くらいまでは冷やす事が良いでしょう。ただ、冷やし過ぎには注意が必要です。また、急性期の腰痛は安静にすることもお忘れなく!
慢性の腰痛:長年の腰痛・原因不明の徐々に痛みが増す腰痛などは筋肉の硬さや血行が悪いなどが原因の慢性の腰痛となるため温める方が良いでしょう。(※ただ、内科的な疾患によっても腰痛が起こる場合もあるため痛みがなかなか取れない場合は医療機関に相談しましょう。)
痛みが治まってきたら、冷やすことから温めることに切り替える
急性期(ギックリ腰、腰の打撲など)の場合は冷やすことが良いですが、それは患部の炎症を抑えるためにする事です。
また、冷やすときは氷嚢や保冷剤を使って冷やす場合が多いと思いますが、、、
当院では、タオルやハンカチを水道水で濡らして絞ってから患部に充てることを推奨しています。(これだけで充分に冷えます!)
その理由は、炎症が起こっているところでは患部内で出血を起こしている状態です。出血を止めるためには血小板等の働きが重要で冷やし過ぎてしまうことでその働きが弱まり出血が止まりにくくなり、予後が良くありません。
時間が経って痛みが少し治まってきたら(痛めてから3日~7日後くらい)、冷やすことから温めることに切り替えましょう!
そうすることで、より血行がよくなり治りが早くなる助けになります。
痛みの強い場合、痛みが取れない場合は医療機関へ!
腰を痛めた時、みなさんはどうしていますか?
医療機関を受診することが多いと思いますが、中には安静にして湿布でも貼っていれば治るだろうと放っておく方もいるのではないでしょうか。
確かに、湿布を貼って数日経つと痛みはやわらぎ動けるようになることもあるかと思います。しかし、それに慣れてしまい痛みが再発した時に前の経験から湿布で治るだろうと放っておいたせいで悪化する方や、慢性腰痛になる方も多くいらっしゃいます。
腰を痛めた時は、自宅で応急処置(冷やすなど)したのちに、必ず医療機関を受診しましょう!
最後に
夏場は腰を痛める人が多いため注意が必要です。
腰痛は、誰しもが起こりうることです。もしも、自分が腰を痛めてしまった時冷やすのか温めるのか分からない時はぜひ当院へご相談下さい!
また、当院へご来院頂き出来るだけ早く痛みを軽減させケアするようにしてください!
腰痛でお困りの方、身体に不調のある方は「たかよし鍼灸整骨院」へご相談下さい!
TEL072-842-2090まで!