秋冬の脱水のリスク
暑い夏が過ぎ、もうすっかり秋の季節。
朝晩は特にひんやり肌寒いにも多くなってきましたね。
そんな秋から冬かけて注意が必要なことがあります!
それは、、、「脱水」。
脱水は夏だけのものじゃないの?と思った方も多いと思いますが、秋冬にかけて知らず知らずのうちに脱水になる事も多くなります。
今日は、そんな秋冬の脱水のリスクについてご紹介したいと思います。
目次
秋冬こそしっかり水分補給を!
夏の脱水は熱中症につながり危険なことは多くの人が知っていますが「秋冬の脱水」も進行すると危険!
秋冬は、空気の乾燥により身体から水分が失われやすく夏に比べると喉も渇きにくくなるため水分摂取が少なくなるなど日常的に脱水を起こすリスクが高くなります。
脱水が進んで水分量が減ると血液はドロドロになります。ドロドロになった血液が狭く細い血管を流れるとつまりやすくなるのはイメージがつくと思います。
脳の血管の細い場所でつまれば脳梗塞。心臓の周りの細い血管でつまると心筋梗塞となります。
もちろん脳梗塞や心筋梗塞は水分だけの問題ではない場合もありますが、脱水がそれらの病気を引き起こすリスクを高めるのも事実です。
秋冬にみられる脱水の要因とは?
それでは、秋冬の脱水の要因とは何なのか、、、
それは、外的要因と内的要因に分けられます。
外的要因
・外部環境が乾燥している
・現代の住宅構造の影響で湿度が上がらない
・暖房で室内も乾燥している
内的要因
・水分を失っている自覚がない、汗をかいている感覚がない
・身体を冷やしたくないため水分摂取を控える
・のどの渇きを感じにくい
このように秋冬の脱水には二つの要因があります。
秋冬は、日常的な乾燥と水分補給不足が脱水を招くことを頭に入れておかなければいけません!!
特に、小児と高齢者は注意が必要!
特に、脱水に注意が必要なのは小児と高齢者です。
小児の場合、喉が渇いても自らの意思で水分補給をすることが難しく腎機能が未発達なことに加え、成人に比べ水分の出入りが多いなどの特徴があるため特に気を配らなければいけません。
高齢者は、トイレが近くなることを嫌がり水分摂取自体を控える高齢者も多くまた食事の量も不足がちになるため日ごろから脱水になりやすくなります。そして、喉の渇きを感じにくくなることもあるため気をつけなければなりません。
秋冬の脱水の予防と対策。
まずは、喉の渇きを感じる前のこまめな水分補給を心がけることが大切です。
秋冬における脱水予防としては温かい白湯などで身体を温めつつ水分を補える飲料が適しています。
そして乾燥しやすい秋冬は、室内の湿度管理も脱水の予防になります。湿度を50~60%前後にキープすることが良いでしょう。
就寝前と起床時に水分補給を!
秋冬の脱水で気をつけなければいけない時間帯があります。
それは、早朝。
秋冬は早朝に脳梗塞や心筋梗塞で病院に運ばれる患者が増えます。
寝ている間に不感蒸泄により水分は体内から失われ続けます。しかし、寝ている間に水分補給をすることはできません。
それに加え寒くなるとエアコンなど暖房器具をつけたまま寝てしまうなど余計に乾燥して不感蒸泄が増えることもその要因と言えます。
そのため就寝前にコップ一杯の水分を摂ることと、起床時に水分を摂取することはとても大切と言えます。
最後に
秋冬の脱水は、外気温の低下・のどの渇きを感じにくくなるなどの理由から、
知らず知らずのうちに起こることが多いので夏場以上にこまめな水分補給をする、また乾燥を防ぐため加湿もするように心がけましょう!
秋冬はインフルエンザ、ノロウイルス、胃腸炎など様々な病気が多くなりますので水分補給をし脱水にならないように日ごろから予防を心がけるようにしましょう!
お身体に何かお困りの際は、たかよし鍼灸整骨院へお気軽にご相談下さい!
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